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安全管理

 私が建築現場を所長として担当する場合
各業者ごとに
施工計画書・施工要領書(施工手順書)を作成依頼し
安全関係書類(名簿や会社の書類・使用予定工具・危険物・有機溶剤)も協力業者に作成してもらい、 全部錯誤などや語彙の間違いなど添削し査収の上、承認印を押します。

その提出された施工計画書や施工要領書をもとに作業手順書通り
安全に進捗しているかどうか確認し管理するのがワタシの仕事でもあります。

 仮にワタシに許可なく作業手順書より遺脱し安全を無視した作業を起こった場合は 作業を中止します。
 
 この場合、作業手順を遺脱したことより安全を無視したほうが、重いです。 ※かなり怒ります。

 私は立場上、労働基準法・労働安全衛生法を遵守し作業を推進させねばならない立場で もし、自分の現場で作業員や第三者に労働災害による事故が発生すれば、 業務上過失傷害・業務上過失致死などにあたり、全ての国家資格も剥奪されて 前科者となり5年以上経過しないと受験資格もありません。
※えらいこっちゃぁです。死活問題です。

となにが言いたいかと申しますと
今回の東電の原発作業は緊急時とはいえ、『杜撰]』極まりないですね。 安全地帯に居て現実に現場で作業したことがない人間が
机上の空論で指示しているのが現実です。
大手ゼネコンでもどこでもあります。

 おそらく陣頭指揮する船頭さんが何人もいて指揮系統がテンデンばらばらで 作業の推進ばかりに目が行き、安全対策がおろそかになっているのでしょうね。

 放水にしても、消防のポンプ車が7時間程度で使い物にならなくて 最後は建築用のポンプ車なんて、建築屋なら誰でもわかることです。 放水と注水の言葉の意味が違うし作業も違います。
作業員も2名でこと足ります。もちろん遠隔操作ができるんです。

TE-NEWSや新聞の記事の報道に100%の真実は絶対にありません。 安全にも絶対はありません。安全がないからこと
建築現場では安全第一を掲げているのです。
自分の身は安全は自分でまもる。仲間の安全も自分で守るの精神です。