建築業に携わる人間として、またTOP側の立場にいる管理者として
今回の関越自動車道のバス事故は他人ごとではない。
建築業に照らし合わせてみれば、運行管理表とは『施工計画書・作業手順書』
点呼確認は『危険予知活動表(KYK)』のようなものだ。
運行管理に記載されている内容から違脱すれば、作業手順書から違脱することになり
しいては、高品質提供や安全管理に支障がきたすことは、過去の事例が物語。
私自身、一消費者なれど、安物買いの銭失いはしたくないが、
どうしても安価な物を求めて、安堵する自分がいる。
『安全はすべてに優先する』といわれて久しいが
安全にも費用がかかる。無料ではない。
安易に安価に走れば、それこそ取り返しのつかない事例が本件である。
適正価格の目と感覚を養わねばならないが、
消費者自身が安価至上主義や倫理観が欠如していると、それもままならない。
建築業に限らず、すべての業種に言えると私は思います。
だからこそ、私は現場では安全管理に対しては厳しくなる。
『櫂より始めよ!』もう一度、自分自身を見直さねばならない。