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地震・津波に強い建物とは!

未曾有な国難を迎えた東日本大震災である。
お亡くなりになられた関係者や家族の方々に対し、皆様の冥福を心からお祈り申し上げ、お悔やみ申し上げます。合掌。
 
 さて、連日連夜各放送局で繰り広げられる報告報道ですが
被災した家屋は当然、木造家屋が跡形もなく簡単に津波に流されてしまい鉄骨造の外壁面はえぐられて流されてしまいました。報道ヘリが上空から撮影したところをみるときちんと残っているのは鉄筋コンクリート造の建築物が残ってました。 やはり、日本の構造物は研究されていて建築基準法が厳しいので、厳しい分地震でも倒壊せず、津波にも強いことがわかりました。今後は3階建て以上の鉄筋コンクリート造の住宅が海岸線に建築する場合、増えそうな気がします。
 
 ただし、今回の津波の威力には、今後どのような擁壁・堤防を築けばいいのかは問題点が残ります。10m以上の津波の威力に耐えられる
構造物の防波堤を作るには膨大な費用が必要なのは否めません。
人命第一を考えるのであれば早急にせねば、町の復興ははじまりません。既存水門も軽々と越えられて水門の意味もなしえなかったので、水門の構造や大きさも考えねばなりません。恐らく今後、海岸線における防波堤の作成に関しては相当な構造力学の見直し・転換を図ることも考えられます。公共事業をニューディール政策の如く国が音頭を取り、先行して治水工事や防波堤工事を着手せねば、復興は10年では無理ではないのでしょうか?