アスベスト いわゆる石綿である。
石綿を撤去する場合は、事前調査しアスベストの含有量や種類を検
査測定し施工計画書などを作成し、施工届を役所に提出せねばなり
ません。
また作業を行うにあたり特定化学物質作業主任者免許所有者か石綿
作業主任者免許所有者を常駐させ作業員は特別教育を受講した石綿
作業者の免許を持つ物でなければなりません。
レベル1~3まであり、梁や柱の耐火被覆を除去する場合はレベル
1にあたり全面防護しマスクを絶対着用し飛散しないように留意し
作業服は作業終了後すべて破棄するように決まっている。
さて、今回の大震災での復興が始まりつつあるが、放射能の問題な
どの影響による甲状腺がん発生もきになるが、倒壊した建築物には
アスベストが含まれているのがいっぱいあります。
アスベストの怖いところは中皮腫などのガンになりやすいのと、
目、鼻、口等の肺への浸食の他、濡れた湿った汗ばんだ皮膚からも
侵入し中皮腫などのガンを発生させます。
少なくとも、口や鼻などをマスクやタオルで覆い被災地での作業は
皮膚を出さないような工夫が必要であるが、どのようにこのことを
被災地に伝えられるかが疑問だ。どうすればいいのだろうか?
現実に解体現場で報道等がクローズアップされる以前から僕は特定
化学物質作業主任者や石綿作業者免許を取得し現場管理を行ってき
た立場からすると居た堪れない気持ちになる。
写真は、レベル1用マスク 3M(スコッチ社)から販売している
残念ながら放射能は見事に貫通透過する。放射能は毒ガス用マスク
でないとね。
放射線は鉛でないとダメなんだよなぁ。